2013年7月23日火曜日

日本一の応援指導部への道

 Youtubeにアップした土曜日の春日部高校の応援風景を大勢の方々に見て頂いて
心から感謝しています。 ありがとうございます。

動画を見て頂いてお分かりの通り、春高生と吹奏楽部と応援指導部が一体化して
本当に素晴らしい応援を繰り広げています。

 私の愚息の縁で春日部高校の野球応援を見始めて五年目になりますが、これほど素晴らしい
応援は見た事が有りませんし、これだけ熱く成れたのも対戦校が 春の選抜優勝校の
東の横綱、浦和学院さんだったからでしょう。

 もちろん、その基盤は、普段からの惜しみない部員の努力と、献身的な、応援指導部の
OB諸兄の ご指導の賜物であることは間違いないところでしょう。

 特に、野球応援のたびに裏方に徹し、部員達と共に暑い中、実践指導を引き受けて
くださっている、近々のOB諸兄には、言葉だけでは言い表せないほど感謝しています。
(私は、その様な立場では有りませんが、どうしてもお伝えしたくて書いてしまいました)

 また、慶応大学の応援指導部に進学されたOBのお三方のプロデュースによる
効果的な演出は この2年で、春日部高校応援指導部の応援内容を更に充実させ、
スマートで、春日部高校らしい品性のある応援スタイルを確立しつつ有るのではないかと
常日頃から、私は思っています。

 そして更には、今年度の1年生部員の入部が10名、その10名が未だに誰一人
脱落せずに野球応援まで続けてくれて、彼ら一人一人が 春日部高校応援指導部らしい
顔つきになってきたことは、幹部のみならず、OB諸兄、父兄、OBの父兄まで、広くは、
春日部高校の関係者までも、本当の意味で、誇らしい事だと感じているはずです。

 少なくとも、私は誇らしいだけでなく、自分の意思で応援指導部入部した彼らが
自分の息子のようで、親の視線で見守ってやりたいとさえ、思っておりました。

 「おりました。」・・・、何で過去形? と思われる方に、私の愚かさと、恥ずべく行為、
更には、今までの私では、不適格だと言うことを、これから説明させて頂きます。

 実は、私は、春日部高校応援指導部の大ファンで、その入れ込み様は、
OBのYさんに キチガイと言われるぐらいの域で、自分でも多少なりとも
それに誇りさえ感じていたのですが、その誇りは、ある父兄の勇気有る
ご意見の前に、もろくも崩れ去ったのでした。

 コンドル、何を大げさに構えて、何処まで風呂敷を広げるんだ?
なんて方、私にとっては本当に情けなく、今では、気づくことさえ出来なかった
自分自身に、いえ、それを率先して行ってきた私自身に腹が立って仕方がないんです。

 それは 7/20(土)、試合終了後、有る父兄からの、抗議から始まりました。

 その父兄は、ご子息が幼少の頃から、野球をされており、ご子息のお二人共小学校の
頃から、所属チームが強豪だった為(ご謙遜だと思われます)県大会でも
常に上位校、応援する機会も多く、一年を通して野球応援が日常茶飯事の如く
多くの球場に足を運んでいらしたそうです。

 その方が仰るには、春日部高校の応援席からの相手チームに対する
罵声、批難中傷,ヤジが、余りにも酷くて、聞いていられなかったという
訴えが、その内容でした。

 私は、直接聞いては居ないのですが(ほとんど、浦和学院さん側で撮影してた)
正直な所、いつもそれほど酷いとは思ってもいませんでしたし,白状しますと
私自身、率先して、その様な罵声、ヤジは当たり前、というような下品な生まれつきな為
何も感じなかったのではなかろうかとさえ、思うし、撮影さえなければ、恐らく、
その様な、相手を貶める言葉を、大声で投げつけていたと思います。

 話を戻しますが、その父兄が仰るには、中学までは野球の強豪校ほど、
応援のマナーがしっかりしていて、自身のチームに対しての応援と、叱咤激励以外は
決して口にしないし、仮に、相手チームのすばらしいプレーには拍手を送り、
相手のチームをののしるなんて、もっての外, 監督や,コーチから
常日頃から注意が有り、或いは、現場でその様な行為をすれば審判から退場を
命じられるまで有るとの事、その様な環境で応援してきたので、今日の、
春日部高校のスタンドのほんの一部の方を、凄く残念に思う。

 という内容の訴えをおうかがい致しまして、私自身、もの凄く罪悪感を感じた
というより、春日部高校の スマートな応援というキーワードを知っていながら
それに気づけなかった自分が、情けなくて、本当に、春日部高校の応援指導部の
それで大ファンなんだなんて、聞いて呆れるどころの騒ぎじゃあないぐらい
とことん落ち込みました。

 ですから、その様な自分が、春日部高校の応援指導部の大ファンだと、声高らかに
宣言できる様になる為にも、これからの私は、気を入れ替えヤジや罵声、批難中傷の類を
当たり前ですが、自分自身に禁じて、応援の現場はで、その様な行為を見掛けた時には
勇気を持って、注意が出来るよう心がけ、野球応援に参加したいと思います。

 今まで、全く気づかずに、余りにも虫が良すぎるかも知れませんが、
全く気づくことが出来なかった私ですから、その罪の意識を忘れず、
それを応援指導部の力になれる様、自分なりの努力したいし、
それが、春日部高校が目指す、品性が有り、春日部高校の名に恥じない
何処から見ても、日本一の応援団と呼ばれるのに役立つのであれば
それが、私に出来るほんの些細な罪滅ぼしでは無いかと、考える次第です。

 何の影響力も無い親父ですが、春日部高校応援指導部を思う気持を
力に代え、がんばって訴えていきたいと思います。

 日本一の応援指導部への道と信じて。

5 件のコメント:

  1. コンドルさん、こんばんは。

    なるべく短いコメントとしますが、コンドルさん、そんなに落ち込まないで下さい。
    これも、数年前から「○○(相手校)倒せ!」が相手校を蔑む表現とされNGになってしまったという「時代の変遷」が一因にはあると思うのです。でも分かる人には分かる…それは、目の前の相手を倒さねば、上位には進めないための、相手を一目置いての「味方への声援」であることを…。もう時代が私達が現役当時とは違って、声援一つであっても、「教育の一環」を隠れ蓑にして言葉遊びみたいになってしまっているんですよ。「高野連の御上」が甲子園出場校の応援を「正」とか、「優秀」と勘違いし、それを一般市民、とりわけ関西以西で「周知」されている時代になってしまっているから、一方で成立する「抗議」になってしまうのです。関西より西に住んでいると、その点で「文化の相当の違い」を凄く感じます。
    その「甲子園ルール」を知って、私も可能な限り誤解されないように声援を贈っています。味方のプレーに対して「よく打った!」とか、「落ち着け!」とか、「攻めのピッチングで行こうぜ!」とか、「バッター勝負だ!」とか…。それで良いと思うのです。その心がけさえあれば、相手校を蔑んだり、辱しめたり、貶めるなんて捉え方は和らぐはずだし、そう信じます。

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  2. 寺門孝彦(春髙応援部・明大応援団OB)2014年6月9日 10:37

    相手を罵倒する古い時代の応援団は、少なくとも昭和50年代以降の東京六大学応援団連盟においては、皆無であることを断言します。当時の応援団員の名誉と誇りのために。

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  3. 寺門様、大変失礼いたしました。
    私個人のイメージだけで、このように多くの方が閲覧する場に置いて、無責任な発言を
    繰り返したことを反省し、この場を借りまして、当時の関係者各位、そしてこのブログを
    読んで下さる皆様にお詫び申し上げます。
    誠に申し訳ございませんでした。

    これからは、無責任な言動を出来うる限り無くしていきたいと思いますので
    どうかお許しください。

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  4. 寺門孝彦(春髙応援部・明大応援団OB)2014年6月9日 16:12

    かつて東京六大学でこんなことがありました。春季リーグ戦の明治対東大の試合でした。明治の選手が打ったボールを追いかけて東大の外野手がフェンスに激突し、担架で退場となりました。その選手の勇気と健闘を讃え、明治の応援席から『ファイトOO』『がんばれOO』のエールを送りました。ところが、ある雑誌にある野球評論家が『明治は担架に乗って退場する選手がいるなかで自校の応援をしていた。けしからん!』という内容でした。全くの誤解なのですが、このような誤解が生ずることもあるのです。もともと明治大学の野球、なかでも島岡吉郎監督に批判的な評論家でしたので、あえて抗議しませんでしたが。

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    1. 私もその話はどなたか忘れましたが春高応援指導部OBの方にお聞かせ頂いた
      ことがございました。 ただ、私が聞いたときは、評論家の批判話は無く、
      マスコミが賞賛したように聞いておりました。
      誤解を招く様な発言をしない様、これからは注意致します。

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